5月31日は世界禁煙デーということで、千葉市政だよりの特集としてたばこのリスクについて掲載が行われています。
主な内容としては、「たばこの害」、「禁煙チャレンジ」「受動喫煙の防止」の3構成となっており、基本的な内容となっております。
掲載内容と合致しない千葉市の取組みについて
たばこのリスクを知って禁煙を進めるのはとても素晴らしいのですが、千葉市の取組みと記事の内容が合致してない点も見受けられます。
例えば、千葉市はたばこ会社の出資による駅前喫煙所設置に意欲的な面もあります。こちらについては海浜幕張駅前において実証事業として喫煙所を設置し、あまり効果がないものの、実証事業が成功しているものとして他の駅に設置拡大を行うとしています。
掲載内容と千葉市の取組みが一致しない理由としては、千葉市のたばこに関する社会課題の取組みが市役所内で横断的に行われていないことが原因として挙げられます。千葉市政だよりにおいてたばこのリスクを掲載しているのは健康推進課、喫煙所設置に意欲的なのは廃棄物対策課となっており、部門間での協調が一切なされていないのが実情です。
千葉市役所内で部門間の調整が行われていないのは非常に残念です。このような縦割りの仕事を解決するには千葉市長や千葉市議会の行動力に頼るしかありません。幸いにして千葉市議会からは蘇我駅前の喫煙所設置を見直す決議が可決されており、たばこに関するリスクについて議論をできる方もいらっしゃるようです。
是非とも千葉市長と千葉市議会の両者には駅前の喫煙所設置を見直していただき、千葉市が安全に暮らせる街になるように尽力をお願いしたいです。