SDGsとは
最近になってSDGsという言葉を耳にした人がいるかも知れません。最近になって自治体や企業がSGDsに取組むような新聞記事を見かけるようになりました。SDGsとは持続可能な開発目標であり、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標とのことです。読み方は「エスディージーズ」と読みます。内容としては、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っているとのこと。
もっとよく知りたい人は外務省や国連広報センターのホームページを参照ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html (外務省)
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/ (国連広報センター)
千葉市のホームページを調べててみてもとくに千葉市としてどうしたいということはないようです。まだ関心がないのかもしれません。
SDGsには17のゴール・169のターゲットがあり、そのうちの3番目のゴールには、「すべての人に健康と福祉を」という目標があります。その中のターゲットには「3aすべての国々において、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約の実施を適宜強化する。」との項目があります。
たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約とは?
どんな内容かといいますと外務省のホームページをみますと下記のような感じです。
(ア)職場等の公共の場所におけるたばこの煙にさらされることからの保護を定める効果的な措置をとる。(受動喫煙の防止)
(イ)たばこ製品の包装及びラベルについて,消費者に誤解を与えるおそれのある形容的表示等を用いることによりたばこ製品の販売を促進しないことを確保し,主要な表示面の30%以上を健康警告表示に充てる。
(ウ)たばこの広告,販売促進及び後援(スポンサーシップ)を禁止し又は制限する。
(エ)たばこ製品の不法な取引をなくするため,包装に最終仕向地を示す効果的な表示をさせる等の措置をとる。
(オ)未成年者に対するたばこの販売を禁止するため効果的な措置をとる。
(カ)条約の実施状況の検討及び条約の効果的な実施の促進に必要な決定等を行う締約国会議を設置する。締約国は,条約の実施について定期的な報告を締約国会議に提出する。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/who/fctc.html
実は日本もたばこの規制に関する世界保健機関枠組条約の効力が発生していた。
同じく外務省のホームページにはこんなことも書いてあります。
「2005年2月27日に本条約は発効し,我が国についても効力発生。」とあり、実は日本も守らないといけない条約でした。
この条約は守られているの?
「職場等の公共の場所におけるたばこの煙にさらされることからの保護を定める効果的な措置をとる。(受動喫煙の防止)」とありますが、千葉市ではこの条約について守られている感じはしません。この条約をどのくらいの人が知っているかはわかりません。前にも書きましたが、思いやり駐車場や障害者等用駐車スペースにすら喫煙所を設置している施設を見かけます。さらにひどい施設では赤ちゃん用の施設付近に喫煙所を設置しているところもあります。条約を守ろうという気持ちはないようです。
SDGsはブームで終わってしまうのか?
もともとSDGsについて取組みを行わない千葉市は別として、企業でもSDGsについて関心があっても、実際に行動を起こすにも何をしたらよいのかわからない方が多いかと思います。SDGsが目指す世界は誰もが共感することはできますが、実行するには相当のエネルギーが必要になります。ですが、まずは何でも良いので取組んでいくことが必要かと思います。
このブログもSDGsについて応援します。
SDGsによらず、受動喫煙についてはないほうが良いでしょう。また、条約で世界に約束しているようなので、受動喫煙防止には努めていくことは必要です。今すぐには、千葉市も企業も受動喫煙防止対策をすることはないですが、受動喫煙を避けることは可能です。千葉市の受動喫煙については広く情報を取り上げていきたいと思います。