千葉市受動喫煙

千葉市内の公共施設や商店などの受動喫煙関連について調べてみた 

千葉県知事と受動喫煙対策

 2021年3月21日に千葉県知事選挙が開催され熊谷候補が当選しました。

 県知事の影響力は非常に大きいものと考えておりますので、熊谷候補の受動喫煙に関する考え方について整理をしていきたいと思います。

 

熊谷候補の受動喫煙に対する考え方について

 熊谷候補は千葉市長時代に国より厳しい受動喫煙に関する施策や子供の受動喫煙状況を測定するコチニン検査などを実施しました。

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もちろん不安な要素もあります

 選挙中に確保へ受動喫煙に関するアンケートを取りまとめていただいた方がいらっしゃいました。

 神谷市長と同様に熊谷候補についても、この質問に対して真摯に回答をしており、自身の考えについて明確にされております。

 

タバコ問題を考える会・千葉(TMKC)

www.tmkc.org

 

たばこ会社との協力について

 日本全国の自治体において駅前など多くの人が利用する場所にたばこ会社の協力を得て喫煙所を設置してしまい、結果、周辺への受動喫煙の被害が広がってしまう問題があります。

 熊谷候補は、受動喫煙対策に行うにあたり必要に応じてタバコ産業の協力を得て施策を講じてもよいとの考えを示しており、千葉市でも問題となっている海浜幕張駅前や蘇我駅前の喫煙所のように、千葉県全域の駅前にたばこ会社の喫煙所を設置してしまう恐れがあります。

 駅前に喫煙所を設置されてしまえば、その周辺にはたばこの煙が広がり、児童や妊娠されている方、呼吸器に疾患を抱えている人に至っては受動喫煙の被害は甚大なものとなります。

 たばこ規制枠組み条約では締約国に対して、国内法に基づき行政がタバコ産業から支援を受ける事や連携を行う事を規制していることを鑑み、熊谷候補が今後どのような方針を示すか注目されます。

 

加熱式たばこへの見解について。

 熊谷候補は加熱式たばこについて「加熱式タバコは紙巻きタバコと同じ扱いとするべきである」と回答しています。一方で神谷市長の加熱式たばこの見解としては「加熱式タバコの有害性のエビデンスに基づき規制を強化するべき。」としており、両者に食い違う考えも見られました。千葉県と千葉市の連携を表明している両氏にとって政策に亀裂ができないことを祈るばかりです。

 特に加熱式たばこについてはマリンスタジアムをたばこ会社の喫煙施策の一環として取り入れてしまっているため、新たにスタジアムを建設すべきかを検討する両者にとって、引き続き受動喫煙のあるスタジアムにしてしまわないか動向を見守る必要が出てきます。可能であればジェフユナイテッド千葉のように受動喫煙防止のためスタジアムを禁煙にする方針に協力をしていただきたいと願います。

 

それでも一番期待したいことは

 千葉県は千葉市に比べて受動喫煙対策があまり進んでいない印象があります。例えば千葉県庁にある議会棟についてはいまだに喫煙所が設置されており、受動喫煙対策が行われておりません。また、千葉市内にも千葉県の施設が多々ありますので、千葉県の施策として県の施設がすべて敷地内禁煙となれば、かなりの数の施設で受動喫煙を防止することが可能となります。また、千葉県内の観光地についても禁煙にしていただければさらに安心して出かけることも可能になります。
 このあたりの施策については新しい千葉県知事に是非とも取り組んでいただきたいと思います。

 

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