千葉市受動喫煙

千葉市内の公共施設や商店などの受動喫煙関連について調べてみた 

思いやり駐車場や障害者等用駐車スペースに喫煙所を設置してよいものか?

意外と多かった思いやり駐車場や障害者等用駐車スペースに喫煙所
 前回、長沼コミュニティセンターの障害者等用駐車スペースに喫煙所が設置されているのをブログに掲載をしました。その後、公共施設ではないものの思いやり駐車場や障害者等用駐車スペースそばに喫煙所を設置されているショッピングモールや商店があるのを何件か気づくようになりました。

 (追記)長沼コミュニティセンターは現在敷地内禁煙になっております。

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思いやり駐車場とは
 思いやり駐車場って何?と思う人もいらっしゃるかと思いますが、大きいショッピングモールなどの店舗出入り口付近に設けられ、主に歩行に困難な人や妊娠されている方などが安全に安心して店舗を利用してもらえるように作られた駐車場です。
※お時間があれば、近くの商店などの出入り口付近の駐車場を探してもらうか、ネットで検索するといろいろなデザインや取り組みを見ることができます。千葉市よりほかの自治体のほうが詳しく掲載し、力をいれて取り組んでいるようです。

 

喫煙所とバリアフリー
 喫煙所があることで、本来利用すべき人が利用できないのであれば、喫煙所が物理的な障害や、精神的な障壁になっている可能性はないでしょうか。新しい設備であれば、トイレも多機能トイレであったり、手すりがついていたりするものもあります。色の使い方や文字の大きさなども様々な人が見やすく、わかりやすいように工夫をされている施設も多く見られるようになりました。段差もなく、車椅子の方も利用できる施設も少しずつですが増えてきているかと思います。喫煙される方には申し訳ないですが喫煙所も設置場所や運用方法も誤ると気づかないところで大きな物理的な障害や、精神的な障壁になっていないか考えても良いかと思います。

 

なぜこのような状態になってしまったのか
 思いやり駐車場や障害者等用駐車スペースに喫煙所を設置してしまった経緯についてはそれぞれ事情があったかと思いますが、なんとなく予想はつきます。
1 設備の運営者が変わってしまった
 会社の都合で運営者や責任者が変わってしまうことがあります。そのときの運営者や責任者が短期間で変わってしまって、長期的な視点で施設運営をすることができなかった。
2 受動喫煙対策と駐車場対策を別々に行ってしまった。
 千葉市もオリンピック・パラリンピックの競技会場となる施設があり、国よりも厳しい受動喫煙対策を行おうとしています。それに伴い、商業店舗としては、「屋内での受動喫煙は良くないから禁煙にしたい。喫煙されるお客様には申し訳ないが建物屋外の出入口付近に喫煙所を設置し、そこで喫煙をしてもらおう。」となる。一方、歩行の困難な方にたいしては「歩行の困難な方にも安心して利用をしてもらうためにも、思いやり駐車場や障害者等用駐車スペースを建物屋外の出入口付近に整備しよう。」となる。この場合、両者ともお客様のためにやっているはずなのに、お客様への配慮がないようになってしまっている。
 
個人的な意見として
 ご意見は様々あるかと思いますが、私としては思いやり駐車場や障害者等用駐車スペースの近くに喫煙所を設置することには否定的です。移動に困っている人が使うはずの駐車スペースに喫煙所を設置し、わざわざ受動喫煙の被害にあうような仕組みは必要ありません。また、妊娠している方やそのご家族が店舗に入りやすいように思いやり駐車場を利用しようとしても、そこで喫煙している人がいたら、その駐車場を利用することはないでしょう。

 

今後の予定として
 この内容を読んで、反発される方もいらっしゃるかと思いますが、そうでない人もいることもいることを前提で読んでいただければと思います。
 まずは、思いやり駐車場や障害者等用駐車スペースに喫煙所を設置しないでほしいことを呼びかけたいと思います。ショッピングモールであれば、いろいろなお客様への対応が必要かとおもいますので、喫煙所をなくすことは難しいでしょう。でも、思いやり駐車場や障害者等用駐車スペースと喫煙所を別々に設置することは可能かと思います。欲を言えば困っている人を優先し、喫煙所については、喫煙者しか近くにいくことがない場所に設置をしていただければと思います。当然、店舗によっては断られることもあるかと思いますが、その際は受動喫煙の回避方法がないか、調査をさせていただければと考えてします。