千葉市が「LINE等を使った受動喫煙対策に関する「(仮称)SOSシステム」開発業者の募集を開始しました」として発表をしました。
http://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/hodo/documents/191211-3.pdf
http://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/kenkou/kikaku/r01_shsp_sossystem.html?=LINE
目的は?
法令違反による受動喫煙被害の情報(以下「SOS情報」という。)を、LINEを含むインターネット経由で受け付けることにより、市民がSOS情報を提供しやすい環境を整え、違反事例(喫煙室から煙が漏れている、喫煙室ではない場所で喫煙させている等)をより多く収集することを目的としています。そして、寄せられた違反事例を指導等により是正することで、市民が受動喫煙に遭う機会を減少させることを目指すものです。とのことです
いつから開始?
1月には開発を進めて、4月から運用が開始されるようです。
法令違反による受動喫煙被害とは?
喫煙室から煙が漏れていることをどうやって観測するのかがかなり微妙なところです。漏れている、漏れていないはどうやって判断するのでしょうか?
受動喫煙があっても改善はされない恐れ
正直なところ受動喫煙防止の協力を千葉市にお願いをしたことはありますが、回答もなく喫煙所が設置され続けてしまうことがありました。千葉市内の公民館や図書館は子供が利用していても、法令上は喫煙所を設置することが認められています。そのため、今回ような通報するシステムをつくったところで改善はなされないでしょう。
本当にシステムを活かしたいのであれば
法令違反による受動喫煙被害にあった時に通報するのでなく、いつどこで受動喫煙の被害にあったかの情報を収集し、その情報をもって改善につなげなければ意味がないのではないでしょうか?