千葉市受動喫煙

千葉市内の公共施設や商店などの受動喫煙関連について調べてみた 

点字ブロック付近に喫煙所を置くとどうなるか

点字ブロックとは?
 正式には「視覚障害者誘導用ブロック」といいます。日常の生活において歩道などで見たことがあるかと思います。この点字ブロックの凹凸をたよりに目の不自由な人が安全に移動ができるようになります。


点字ブロックの上に障害物を置くとどうなるか?
 当然のことながら点字ブロックの上に自転車や荷物等を置いてしまえば、点字ブロックを頼りにしている人は安全に移動することができなくなります。

 

では、点字ブロック付近に喫煙所を置くとどうなるか?
 「千葉市受動喫煙の防止に関する条例(仮称)の基本的考え方(案)について 」の中に次のような文章があります。


健康増進法改正案では、施設の種類ごとに喫煙の可否を次のように定めます。そして、 喫煙できる場所や室を設ける施設には、標識の掲示が義務付けられるので、お客さんは 標識を見て受動喫煙を避けることができるようになります。


これは喫煙ルームに関するものかもしれませんが、目が不自由な人は標識を見ることができず、この先に喫煙所があるかどうかを知ることはできないのではないでしょうか。そして、受動喫煙の被害にあってから初めて近くに喫煙所があると認識することができるのではないのでしょうか。
さらに、点字ブロック付近で火のついたたばこを持っている人がいた場合に、目の不自由な人がそれを知らずに近づいたときは火傷などの怪我をする恐れも考えられます。


目の不自由な人で喫煙をされる人についてどのように対応すべきか。
 かと言っても、点字ブロックがなければ、目の不自由な人で喫煙をされる人を喫煙所までどのようにして誘導すればよいのかという課題が残ります。確実なのは喫煙者が喫煙所まで案内するという手段がありますが、そのような状況を整えることはすべての場所において難しいと思います。


それでも点字ブロック付近に喫煙所を置かないほうが良い理由は
 「無責任だ」と思われる人もいらっしゃるかと思いますが、それでも受動喫煙を防ぐためには点字ブロック付近に喫煙所を置かないほうが良いと考えます。理由は単純です。すべての人が標識を見て受動喫煙を避けることができるわけではないからです。喫煙者で目の不自由な人で喫煙をされる人を見かけましたら、喫煙所に案内をしていただければ問題が少しでも解決できるのではないかと思われます。