コンビニ前の喫煙所による受動喫煙問題ついてはセブンイレブンだけの問題ではありませんが、稲毛駅前や公民館脇に設置した喫煙所についてはあまりにもひどい対応でした。
セブンイレブンのホームページにおいても受動喫煙対策のようなことを記載していたようなので紹介をいたします。
ホームページのどこに記載がある?
セブンイレブンホームページ内(PC版であればページ左側、スマホ版であれば最下部)に「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け社会課題の解決に取り組んでいますというバナーが見つかるかと思います。
そのしたに、セブンイレブンにおける「受動喫煙対策」についてのバナーが設けられています。
ホームページには下記のように記載があります。
2018年7月に可決・成立した改正健康増進法が、本年4月より全面施行となり、コンビニエンスストア、飲食店、事務所など様々な施設が原則屋内禁煙となります。
セブン‐イレブンの店頭を含め、喫煙できる場所を定める際には、望まない受動喫煙を生じさせることがないよう配慮する義務を負っています。(※改正健康増進法第25条の3第1項、第2項)
今回の法改正を機に更なる受動喫煙防止に向けての取り組み※を全国の店舗様にご協力をいただきながら進めてまいりたいと存じます。 ※下記に実施内容を記載
今後も、引き続きセブン‐イレブン店舗をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
一応は法律に従って望まない受動喫煙を生じさせないような配慮を行うそうです。
店舗での実施内容について
実施方法については三種類あるそうです。
① 店頭灰皿の撤去
② 店頭灰皿の移設
③ 周囲配慮依頼ポスターの掲示
①の店頭灰皿の撤去は受動喫煙防止対策として理解ができます。それでも、喫煙をする人はいますので、③を組み合わせた方法が最善の方法と思われます。
②については、敷地が非常に広く、喫煙所を置いたことによって近隣住民への被害がなく、かつ、喫煙をしたあとに店舗を利用せず、車内に同乗者がいないことを前提に成り立つのかもしれません。ただ、そんな店舗が存在するのかは疑問が残ります。②は少なくとも受動喫煙対策としては不十分な対応と思われます。
どの位の店舗が実施しているのか?
受動喫煙対策のページの最後にはこのような記載があります。
店舗の状況により、対応が異なります
つまり、全ても店舗においてどのような受動喫煙対策をしているのかは訪れてみないと分からないようになっていますし、本当に上記①~③の対策が行われているかもわかりません。
過去に記載した店舗は?
過去に記事にした千葉園生町店と稲毛駅西口店はどのような対応をしているかも確認してみます。
〇千葉園生町店
こちらの店舗は、隣の敷地にある公民館のおもいやり駐車場付近に喫煙所を置いてあるケースですが、現在も同じ個所に喫煙ができるように設備を整えております。対策としては①~③のどれにも当てはまらず、セブンイレブンのホームページに記載されていることは行っていませんでした。
〇稲毛駅西口店
こちらの店舗については、①~③の実施内容どころか冒頭にある改正健康増進法の「コンビニエンスストア、飲食店、事務所など様々な施設が原則屋内禁煙となります。」を守ろうとしていません。
もしかしたら一生懸命に対策を行っている店舗もあるのかもしれませんが、ホームページに公開している内容と実際の取組に大きな乖離があるのは非常に残念でなりません。
セブンイレブンの本部はきれいな言葉で情報を公開しているのかもしれませんが、社員にまでその考えが全く伝わっていない状態です。
正直なところセブンイレブンがあることで受動喫煙に関する課題が解決できなくなるのであれば、セブン&アイ・ホールディングスという会社そのものがないほうが社会にとって良いのかもしれません。