千葉市受動喫煙

千葉市内の公共施設や商店などの受動喫煙関連について調べてみた 

フィリップモリスジャパンとSDGsと千葉市長

たばこ会社が考える持続可能な社会とは?サステナビリティレポートが発行されました。

 フィリップモリスジャパンよりサステナビリティレポートが発行されていました。

国連の持続可能な開発目標(SDGs)との整合性も整理し、当社が大きな影響を及ぼし得る目標を特定しましたと記載があります。

https://www.pmi.com/markets/japan/ja/sustainability

 

2018 日本語ハイライト版

https://pmidotcom3-prd.s3.amazonaws.com/docs/default-source/japan-market/1118pmi_highlights.pdf?sfvrsn=6eec40b4_2

 

2018-2019 日本における取り組み

https://pmidotcom3-prd.s3.amazonaws.com/docs/default-source/japan-market/1118pmj2018-2019.pdf?sfvrsn=90ed40b4_2

 

 

 

何に貢献するのか?

 サステナビリティレポートでは「たばこ会社にとって真のサステナビリティは、自社製品の健康への悪影響に対処することから始まります」と記載されています。たばこについては健康に関することが一番関係があるかと思われます。

サステナビリティレポート内では、しきりに「煙のない社会」を訴えています。また、「ハーム・リダクション」という言葉を用い、害を及ぼす行為そのものの阻止ではなく、そこで引き起こされる害の低減を目的とした考え方を訴えています。

そのため、紙巻たばこよりは健康リスクが低いので、自社の加熱式たばこはSDGsに対して貢献していると考えているようです。

chiba-asafe.hatenablog.com

 

 

 

たばこって健康に悪いのでは?

 このあたりは日本たばこ産業と同じではないでしょうか。健康に悪いものを販売しているのにも関わらずSDGsの達成に貢献しているとの訴えは少々無理があるように感じます。 chiba-asafe.hatenablog.com

 

 

フィリップモリスジャパン製品の購入者は児童労働を支援??

 フィリップモリスジャパンの取組みとしては、健康以外にも児童労働の排除を行っているそうですが、30万軒の契約たばこ農家のうち2%ものたばこ農家で児童労働がおこなわれ、安全性への問題がある作業への従事があるとのことです。2025年までにはなくすようにはしたいということですが、児童労働への問題が根強い地域もあるそうです。児童労働をなくす取組みは大変すばらしいことだとおもいますが。この2%のたばこ農家から、原料となるたばこを購入されているのかは記載がありませんでした。もしかしたら、フィリップモリスジャパンからたばこを購入した人や購入を推奨している人は世界中のたばこ産業にて行われている児童労働に対して知らないうちに協力・支援をしてしまっているのかもしれません。

 

 

 

加熱式たばこカテゴリーの確立と環境整備

 サステナビリティレポートには、火を使わず煙の出ない加熱式たばこに関して、健康リスク低減に関する科学的根拠を踏まえて、紙巻たばことは違うルールづくりを行いたいと記載があります。また、多くのステークホルダーと科学的根拠に基づいた対話を進め、特に喫煙環境についての助言を必要としている事業主や施設管理権原者に、加熱式たばこを活用した環境整備を提案をしていくそうです。

 レポートには2社の取組みが紹介されており、「ディスカウントドラッグコスモス」を全国展開する株式会社コスモス薬品千葉市を拠点にしている株式会社千葉ロッテマリーンズが紹介されていました。

 健康を第一に考えるべきドラックストアが職場環境改善と、お客様に愛される店づくりのため、加熱式たばこを導入をされたそうです。

 千葉ロッテマリーンズについては以前にお伝えしましたが、フィリップモリスジャパンの「煙のない社会」のメッセージを用いて「煙のないスタジアム」として、加熱式たばこのための専用喫煙所を球場内に設置し、クリーンで快適なスタジアムを目指しているそうです。

 

株式会社コスモス薬品

https://www.cosmospc.co.jp/

 

千葉ロッテマリーンズ

https://www.marines.co.jp/

chiba-asafe.hatenablog.com

 

 

千葉市長から加熱式たばこの販促と投資に応援メッセージ

 また、千葉市長からのメッセージも送られ、紹介がされています。

 

 千葉市熊谷俊人市長からは「法令の規制のない屋外の喫煙場所も含めて、受動喫煙を防止するための対策を講じられることは、大変意義あるもの。さまざまなイベントが開催される市民の皆様に身近な施設であり、新しい健康対策を広げていくきっかけになるものと期待します」とのメッセージが寄せられました。

 

千葉市長の考えだとフィリップモリスジャパンの加熱式たばこの取組みに賛同をしているようです。

 

 

 

本当に加熱式たばこを推進しても良いのか?

 お隣の習志野市の加熱式たばこの扱いを確認してみました。

 

習志野市が実施するたばこ関連施策(歩行喫煙の禁止、受動喫煙防止対策など)では、紙巻たばこに限らず、加熱式たばこや電子たばこ、無煙たばこといったものを含めた、あらゆる“たばこ製品”の使用を「喫煙」として、一律に取り扱っています。

 

こちらを見ると加熱式たばこについても受動喫煙の一環としてしっかりと対策をとるとのことです。

千葉市はもう少し加熱式たばこについて理解を深めたほうがよいと思われます。

 

習志野市(たばこや電子たばこと健康)

https://www.city.narashino.lg.jp/kenkofukushi/minnnanokennko/tobacco/ENDS.html